最終更新日:2024年05月09日に更新しました。現在までに確認した競艇予想サイトの口コミ数:15,917

★競艇基礎知識〜トリビア (ボートレースの、スタート無事故記録更新!) 〜競艇検証.comの競艇コラム

  1. ボートレースの、スタート無事故記録更新!

    フライングとボートレース

    ボートレースという競技において切っても切れないものといえば「フライング」だろう。

    ボートレース」という競技上の特性から、レースが始まればいつだって起きる可能性があるものだし、選手自身もフライングを起こしてしまうと賞典除外になるだけではなく、何か月もの間レースに参加できなくなる

    ファンにとっては賭け金がそのまま返還されるなど、オッズ的にも変化が出て、大穴を取ったと思ってもそのオッズが安くなっていたりもする。

    要するに、競艇においてのフライングというものは選手にとってもファンにとっても起きて欲しくない出来事なのである。

    しかしスタートで先手を取った方がレースを有利にすすめられるし、勝利にも一番近づくので、どうしても気持ちも先行してしまい、ボートレースのフライングは新人選手を除いては一回もした事がないという選手はいないものだ。

    その中で14年ぶりに、スタート無事故記録が更新されたのだ。(フライングだけではなく出遅れも含む)



    14年ぶりにスタート無事故記録を更新した選手は?

    その歴代の記録を更新した選手とは、愛知支部所属河合三弘(3690)である。

    河合三弘と言うボートレーサースタート無事故記録
     
    河合三弘は74期生として1994年にデビューし、現在27年目のベテラン選手である。

    これまでの歴代1位の記録は5782走だったのだが、2021年5月5日常滑一般戦11Rで河合の連続記録が5783走に到達し、見事に記録更新となった

    河合が最後にフライングしたのを振り返ってみると、22年前の1999年3月14日、徳山新鋭リーグ12Rだ。

    6号艇で登場した河合は果敢に前付けでインコースを奪い、イン逃げを試みようとするのだが、無念にもコンマ02のフライングとなってしまった。
    やはり前付けで進入が深くなってしまったのがフライングの原因だろうし、その他の艇も割と早いスタートを行っていたので、まくられまいと勝負に行ったのかもね。
    とにかくこの22年前のレースのフライングからの記録だから凄い。

    ただスタートを行かなくて、安全なゾーンで勝負をしていればこういった大記録も出るかもしれないが、河合の凄い所はこの22年の間にB1級に属していたのが13期に対して、A2級が29期、A1級が1期と、圧倒的にA級に属していた期間の方が大きいのだ。

    優出65回・優勝4回と、決して安全なスタートだけを切っていたわけではないことが分かるだろう。
    フライングしないようにだけ意識したレースをしていてはこんな結果は残せない

    SGに出場するような強豪選手というわけではないが、この記録を打ち立てた河合三弘という選手の凄さが分かるだろう。現在(2021年7月24日)もスタート無事故記録は継続中なので、この先6000、7000とどんどん記録を伸ばして行って欲しいと思う。



    無事故記録の歴代ベスト5

    記録が更新されたスタート無事故記録であるが、それ以外のものはどうか。
    以下、ベスト5を紹介したい。

    スタート無事故ベスト5 (2021年7月現在)

    1位 河合三弘 5843 (継続中)
    2位 森實(引退) 5782
    3位 林侃(引退) 5308
    4位 佐藤政行(引退) 5146
    5位 小野勇作 4605 (継続中)


    これが歴代スタート無事故ベスト5の記録である。
    現役選手で考えると5位の小野と差が1300走近く開いているのだから、河合三弘の5800というのが如何に凄いかが分かる。

    それと2位の森實の記録だが、これは森が引退する2007年11月27日までの記録で、記録を更新し続けたままの引退だったわけだが、ぜひ河合をはじめ、小野にもこのまま無事故で現役生活を終えてもらいたいものでもある。

    あと9・10位にはどちらも加藤峻二がいるのだが、加藤は引退直前に参加していたレースでフライングを切ってしまった事から引退を決断したらしい。
    それくらいにスタート無事故を続けていた選手なのだ。
    そんな中でSGやG1を数多く優勝するような名選手であったという事は、ほんとに凄いとしか言いようがない。



    通算フライング回数ランキング

    スタート無事故の記録を紹介してきたが、逆にフライングの記録はどうか?

    通算フライング回数のランキング(2021年7月現在)

    1位 上島久男(引退) 94回
    2位 藤原辰馬(引退) 88回
    3位 貴田宏一(引退) 77回
    3位 田頭実 77回
    3位 西島義則 77回
    6位 長嶺豊(引退) 76回
    6位 関忠志(引退) 76回
    8位 原由樹夫(引退) 75回
    9位 吉田茂幸(引退) 74回
    10位 早瀬薫平(引退) 73回


    まず上島久男の94回がズバ抜けて多い(笑)

    上島久男がフライングも恐れぬほどのスタート野郎だった事は、現在の愛知支部のレーサー等のインタビューなどで読んだことがあるが、これほどまでとは。

    94回というと、仮に全てが被り無し(F2やF3など)だとしても、94ヶ月はフライングで休んでいるはずだ。
    つまり8年間以上は稼働していない時期があるという事になる。

    ボートレーサーはレースに出ないと賞金をもらえないので、8年間以上無給だったのだ。
    凄いというより、生活大丈夫だったのか?って心配になってしまう数字である。

    現役では田頭実西島義則の両選手が77回と最多だ。

    田頭実と言えばセンター・アウトからの攻めで有名な選手であり、過去にはF3という状況の中でG1を優勝した事もある。
    どんな状況でもここぞという場面ではスタート勝負をする、男気ある選手だ。

    西島義則前付けの鬼であり、やはり深くなった進入によってスタートのリスクも高まり、フライングを切ってしまうのではないだろうか。
    ある意味納得の数字である。

    基本引退した選手が多いのだが、どれだけ昔の選手はスタート勝負をしていたのだろうと思ってしまう。
    まぁこれに関しては通算なんで、より選手生活を長くやっている方が回数が多くなるのは当たり前で、今の現役選手と一概に比べる事もできないのだが。

    ただこの先田頭・西島がどれくらい回数を伸ばしてくれるのかという所には注目しておきたいものである。
    たぶんこれ以降もフライングするだろうから(笑)

    スタート無事故にしてもフライング回数にしても、やはりボートレースを面白くするのはそのスタートだと思うので、これからも選手独自の色を貫いて楽しいレースを我々ファンに見せて欲しいものである。


無料予想のある、優良競艇予想サイト

  • 【優良】

    競艇ジャンキーTの知識と情報、見解がスゴイ

     5/3にはナイトパック(ブログと連動)で下関1R(19.6倍)→下関3R (11.2倍)で21万 9520円 の払戻し。

    業界一の競艇の知識を持つサイトではないだろうか。実際に予想担当者が現地で収穫した情報やブログなど、生々しい本物の情報が提供されるのはココだけだと思う。
    無料予想とコンテンツだけでも十分に楽しめるサイトだ。

  • 【優良】

    安い。3000円からで無料予想の的中率、回収率も高い!

     5/2にはデイタイムコロガシ(110pt)というコースで、津8R(13.2倍)→津9R(13.1倍)と、両方ともわずか4点という少点数で転がしを成功させ、15万 4580円の払い戻し。
    リアルタイムボートは有料コースの値段の安さが魅力的だ。最近減ったがリアルタイム予想も必見だ。

  • 見解が凄い。競艇・競馬・競輪の予想販売をしてる3競 3K

     5/1には「村上予想」で、蒲郡6R(12.5倍)→桐生7R(19.9倍)とコロガシで、14万 9250円の払戻し。
    競馬予想も、競艇予想も、競輪予想も、なんと1つのアカウント全ての無料予想の閲覧が可能となる。また、この三競競艇という競艇予想サイトも提供される予想に「必ず載ってる」見解が秀逸なので、無料情報でも参考になる。

  • 【優良】

    競艇道と同じIPだが随分と違う。

     4/24 「ラリアットナイター」という予想で住之江2R(9.3倍)→住之江4R(6.8倍)と両方ともわずか4点でコロガシが成功し、15万 4360円の配当となった。
    闘魂ボートでも無料予想の長期検証を2回、2ヶ月もかけて行ったが、結果が良かったので注目することとなった。

  • 【優良】

    見解はないが精度はいい

     4/17 「デイスタンダード」で多摩川6R(18.9倍)→多摩川7R(12.3倍)とコロガシ成功、18万 5730円の払戻し。
    無料予想の見解が載っていないのが少し残念ではあるが、的中率、回収率は良いのでヨシとしよう。

競艇予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競艇予想サイトの抜き打ち検証」は、競艇予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/07

競艇ゴクラクという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する競艇予想サイト競艇ゴクラクの無料予想(無料情報)は、2024/05/07の平和島1Rで提供された買い目である。

競艇ゴクラクという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ 競艇ゴクラクの無料予想(2024/05/07)


モーターパワーに差のあるレースだった。
詳しく見ていきたい。

まずレースの展開を考える上で重要なのは、センター勢に気配のいる選手がいるかどうかである。
1号艇が強い現代ボートレースではあるが、攻める艇がいれば話は別
そういう意味で4号艇後藤の外攻めがまず想定できた。

気配は出足・伸び足とどちらも抜群の手応え、一人だけパワーが抜けていた。
これだけの手応えならば差しではなくまくりだろう。
1号艇渡邉は正直弱かったので、抵抗できる可能性も低かった。

後藤が攻めれば展開が向くのは5号艇大塚
大塚自身も出足中心に戦える雰囲気だったので、展開を逃す事は考えづらかった。

あとは2号艇門間
後藤が攻める直内(3号艇)ではなく、余裕を持って差す事ができる2コース(2号艇)。
気配も4日目にアップしており、圏内であったのは間違いない。

足自体は戦えるレベルにあった6号艇佐藤だが、やはり経験値不足で切りで良かった。

予想は後藤がまくりではなく、すんなり差す展開を想定している(イン逃げの目もある)
これでは的中できるものもできないという感じである。

後藤の足が抜けていた一戦。
簡単なレースであった。




2024/05/08

クイックボートという競艇予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証する競艇予想サイトクイックボートの無料予想(無料情報)は、2024/05/08の江戸川4Rで提供された買い目である。

クイックボートという競艇予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ クイックボートの無料予想(2024/05/08)

江戸川競艇場のGW開催、ついに最終日を迎えた。

最終日という事もあり優出漏らしたメンバーで行われるので、基本的には内コースが有利となる。
スタートが揃いやすいからだ。

1号艇廣瀬は出足中心に舟足は良く、今節はスタートも安定して決まっていた。
2号艇大池も壁役をきっちり果たせような雰囲気だったので、ここはイン逃げで堅かった。
1着予想で大丈夫だ。

その相手も大池で良いだろう
足は水準以上の動きで、しっかり差し続けば2・3着に絡む可能性は非常に高い。
2コースでの3連対率も約80%と、信頼のおける数字であるのも大きかった。

問題は3号艇佐藤
伸び足が良かったので本来であればまくりを狙える所ではあるが、3コースでのまくりは正直決まっていない。
1着率も約10%と低い
4コースでのまくり勝ちが多いだけに、3コースでは2着までという所だろうか。
むしろ伸びの分出足や回り足が弱かったので、1マーク流れて圏外になる事すら想定できたくらいである。

あとは近況調子の良い5号艇加藤までが2・3着候補である。
廣瀬からこの辺りを予想するだけで良かった。

クイックボートの予想は、イン逃げの目がないのが致命的である。
このレースはどう考えても、イン逃げの確率が高いにも関わらずだ。

3連単は2番人気の決着。
普通のファンの方がよく分かっているのではなかろうか。